9月24日の日記

今日フランス語の試験で、昨日は休日だったので一日かけて猛勉強しようと思ってた・・・というか、それプラス文学のレポートを完成させようと思ってたけど、全くやる気がしなかった。それどころか、午後学校に行く直前になっても終わらず、試験に遅刻するかもしれない時刻になってる事を分かっておきながら、わざと五分くらいかけて靴を丁寧に履いたりしていた。なんか不思議なくらい気力が無かった。
電車の中で、なんとなく消しゴムを忘れた事を思い出し、ギリギリセーフかアウトか微妙な時間の中、ようやく足を速めはじめた。駅の売店でサッと買って、ちょっと早歩きで行けばまァギリギリで間に合いそうかなァと思って売店に行ったのだが、あいにく消しゴムが無かった。・・っていうか私が見落としただけかもしれないけど。
学校に行く途中のコンビニで買おうと、ちょっと小走りも交えつつ早足で、学校に最も近いampmに入った。私の目は節穴だらけなので、なかなか筆記用具コーナーが見つけられなく、半ば焦ったりしながら探していた。というか、私は"焦る"という挙動を心底から出来るほど気力がある方では無いので、なんとなく焦ってる感じを楽しんでいるだけだったかもしれない。だから真剣に探すのではなく、焦りながら探してる感じに浸っていたのかも。
ようやく見つけた時、筆記用具コーナーにもう一人、私に負けず劣らずモッサリとした風貌の青年が品物を物色していた。他人からみたら私のほうがモッサリしていたかもしれないが。
ようやく見つけた筆記用具コーナーに、先客の彼が六割ほどのスペースを占めている雰囲気で、見ず知らずの他人に近づけるほどの勇気がなく、視力の悪い私は遠目で探してるしかなかった。なかなか見つけられなく、何回か間違えてホチキスの芯のケースを手にとって、これは消しゴムかどうか確かめた。"なんだよ、消しゴムは主要商品なのにおいておかないとは！"と憤慨しかかった矢先、MONO消しゴムを見つけてしまい、一つ手にとってレジに向かった。
レジでは余生を持て余した老婦人が、テレカを物凄いゆったりと物色していた。老婦人は財布を物色した挙句、一万円を取り出した。私はその老婦人の挙動への苛立ちを引き金に、割と本当に焦り始めた。店員がその一万円を受け取ろうと伸ばした手に、私は焦りすぎてつい消しゴムを差し出してしまった。しかし、私の知る限り、それに気づいた者は誰もいなかった。
私はその消しゴムを手に小走りした。
教室には先生が登場する直前に飛び込んだ。
テストは、二枚あるうちの一枚は、全問不正解の可能性も大きい。もう一枚は半分不正解の可能性もある。少なくとも今までの仏語テストでは一番点悪いと思う。
来週中にレポート一個、テスト一個あるんだけど、週末バイトだし休みがない。私は一体どうしていくのだろう。